正式サービス名はナビクル?、評判や口コミなどから検証してみよう!
「最短47秒で最大10社から気体の最高額が!」というフレーズの、ラジオCMを聞いたことがある方も多いはず、今回は「ナビクル(なびくる)」という一括査定サービスに寄せられている、評判や口コミを徹底調査。
そののち、評判・口コミが真に迫っているものなのか確かめるため、車業界に長年携わってきたプロだからこそわかる、ナビクルの使い心地や利便性、高評価できるところから問題点まで、整理してみたいと思います。
なびくる同様に車の相場を調べたい方は以下からどうぞ。
大手のガリバーが運営しているサイトなので間違いなく相場を知る事が出来ます。
ナビクルを高評価する良い評判と口コミ
まずは、ナビクルは役に立つ、本当に高く売れるなどといった、良い評判・口コミから紹介していきます。
- 30代男性「ビバリーヒルズ青春白書風(?)のラジオCMにも笑ったけど、ディーラー下取りより29万円も高く売れたのには、正直もっと笑った。入力にかかった時間は1分ぐらいかな?大手2社と地元1社がピックアップされたから、査定比較サイトとしては十分機能していると思います。」
- 20代女性「このサイトは車関係のお役立ち記事が多いのでためになります。高く売れるのも大切だけど、私の場合『彼氏に乗ってもらいたい外車メーカーランキング』とか、『女性がドライブで聞きたい音楽ランキング』なんていった記事を読むのが好きです。」
- 20代男性「本家かんたん車査定ガイドより、ナビクルの方がライトで、操作性が良い気がします。サッと入力を済ませれば、概算査定額を確認できるのもうれしいです。もちろん最終的に愛車が高く売れる点は、まったく本家と同じです。」
ナビクルに対する、良い評判・口コミで多かったポイントを整理すると、「申込・入力が簡単でスムーズ」といった声や、「車関連コンテンツが役に立つうえ楽しい」などといった意見が多くなっていました。
また、申込後概算ながら買取相場が判明する、というものもありましたので、後程その精度などを分析してまいります。
ナビクルはうざい、しつこいなどといった悪い評判と口コミ
一方で、ナビクルのラジオCMを耳にして利用してみたものの、たくさんの営業電話に悩まされた、などといった悪い評判・口コミもありましたので、ここで挙げておきます。
- 30代女性「ナビクルは、軽い気持ちで利用すると電話がスゴイです。というか一括査定はどこもそうなので、私は利用していません。」
- 40代男性「ナビクルを申し込んだ後の営業電話が仕事の邪魔。都合をつけて電話に出ても、とにかく『車を見せてくれ!』の一点張りで、概算買取額なんて教えてくれない。こっちは忙しいから早く車が売れるところを探したいのに…。」
- 20代男性「CMを良く聞くのでネットで見てみたけど、提携数50弱って、カーセンサーの20分の1以下www。これじゃ車を最高額で売るのなんて無理でしょ?」
調査結果を正直にお伝えすると、ナビクルへの悪い評判・口コミは少なく、どなたもそれほど大きなトラブルに遭わず、上手に愛車の売却先を選ばているようでした。
また、「営業電話が多い・しつこい」という声は、ナビクル以外の一括査定の利用でもよく見かけるもので、もはや一括査定を利用する際の宿命であり、これをクリアしないと愛車を高く売ることはできません。
申込後数分の間に、業者から査定日のアポイントを取る電話が、競い合うようにかかってきますが、一度電話に出て査定日を決めるか、断りを入れさえすれば、同じ業者から何度も繰り返しかかってくることなんて、基本的にありません。
ですので、営業電話はある程度かかってくる事を覚悟のうえ、30分程度は最低でも電話に対処できる時間が確保できる時に、一括査定には申込むようにしましょう。
運営はスマホゲーム開発で有名なエイチームだから安心感は合格点!
口コミの中にもあるように、ナビクルをリリース・運営しているのは、同じ中古車一括査定サービスである、「かんたん車査定ガイド」を展開中のエイチームグループです。
運営会社名 | 株式会社エイチーム |
本社所在地 | 愛知県名古屋市中村区名駅三丁目28番12号 |
設立 | 2000年2月 |
代表者 | 林高生 |
売上高 | 約3,767億円(連結・2018年7月度決算) |
従業員数 | 890名(2018年7月現在・アルバイト除く) |
エイチームは、スマホ向けゲームアプリのリリースで有名ですが、結婚式場情報サイトの「ハナユメ」や、引越し業者比較サイト「引越し侍」などといった、ライフサポート事業にも力を入れ、グループを率いる林氏の元、2012年には東証1部上場も果たしています。
運営会社としての信頼度が申し分ないのは言うまでもなく、「ナビクルは操作性が良い」という声が多かったのは、長い間インターネット向けコンテンツの開発を手掛け、そのノウハウをナビクルにも、しっかり活かしているからだと考えられます。
かんたん車査定ガイドやなびくる+との違いは何?
他の一括査定と比較していく前に、同社の手掛けるかんたん車査定ガイドや、なびくる+とどんな違いがあるのか、簡単にお伝えしておきましょう。
まず、ナビクルとかんたん車査定ガイドについてですが、正直サービス名以外に明確な違いはなく、どちらをチョイスしても同じ結果を得られる一括査定と考えて、さほど問題ありません。
ハッキリ指摘できる違いと言えば、ナビクルの宣伝媒体がラジオであるのに対し、かんたん車査定ガイドが、ネット広告主体であること。
さらに、サイトデザインが少々ナビクルの方がシンプルであるため、「見やすくて使い勝手が良い」と評価しているユーザーが、目立つことぐらいのものです。
一方、なびくる+は「営業電話なし」で、愛車の買取査定相場を知ることができるこちら
と、
ガリバーと連携し、入力車両情報とマッチした中古車を紹介してくれる、こちらの2本立てになっています。
つまり、愛車をとにかく高く売りたいなら、「ナビクル&かんたん車査定ガイド」を、単に概算相場を知りたいときや、中古車を探しているときは、「なびくる+」を利用する、ということになります。
JADRI(日本自動車流通研究所)という団体に参加する優良業者とのみ提携
前項で、ナビクルとかんたん車査定ガイドは、ほとんど同じ一括査定サービスとお伝えしましたが、ユーザーの利益に関わる大きな共通点があります。
それが、両サービスとも「JADRI」という、中古車業界の健全化を目的とした、ルール決めや業者指導などを行っている、非営利団体の加盟業者とのみ提携していることです。
このJADRIへ加盟をするための審査は厳しく、
- 既存会員業者からの紹介かつ、設立5年以上が経過している。
- 店頭・雑誌・WEBなどにおける、修復暦表示などを遵守している。
- 原則として中古車展示場を完備している。
- 過去5年間にわたり、不正の摘発やメディアでの出稿停止処分などがない。
などが前提条件であるため、星の数ほど存在する中古車業者中、執筆時点で約70社ほどしか、会員として登録されていません。
JADRIでは、一旦提示した査定額を契約直前になって下げる「二重査定」や、売却契約直後の「キャンセル料請求」を禁止するよう、会員に対して自主規制を促しています。
もちろん、法的強制力があるような禁止事項ではないものの、加盟業者は「JADRI会員」という看板を大切にしていますので、ナビクル&かんたん車査定ガイドを利用するだけで、トラブルに遭遇する確率を、大きく下げることが可能です。
プロだからこそわかるナビクル利用時のメリットとデメリット
さて、ナビクルに寄せられている評判を分析したり、運営業者の概要を整理することで、その持ち味を探ってみました。
しかし、「使い勝手など生の声を聴きたい」という方も多いはずなので、ここでは実際に試してみて、車業界に携わってきたプロだからこそわかる、ナビクルのメリット・デメリットを解説していきます。
メリット1 同社のかんたん車査定ガイドにはない概算買取価格確認機能がある
先ほどエイチームは、愛車の概算相場が営業電話なしで判明する、なびくる+というサービスも提供しているとお伝えしましたが、「営業電話OK」という場合であれば、ナビクルでも概算ながら申し込みだけで、査定相場を確認できます。
こちらが公式HPのトップ画面になりますが、少しスクロールさせればすぐに、
車両・個人情報を入力する、「申込フォーム」が出てきます。
今回は、H25年式のトヨタプリウスを「売りたい車」に設定、確認画面へ進むをクリックしたところ、
このように、ガリバー・ネクステージ・ビックモーターの3社へ一括依頼できる旨、アナウンスされました。
その後、性別・年齢・売却理由や時期など7項目、かんたんなアンケートが出てきたのでそれに答え、次に進むと
入力条件に応じた、概算買取価格が提示されました。
もちろん、実査定の結果この水準より上下する可能性はありますが、「少し安めだが結構いい線を付いてきている」というのが、当サイトの見解。
この概算価格を超えても、「高く売れた」と満足するのはおすすめしませんが、大きく下回る査定額しか出してこない業者については、「イマイチ」と判断してもいいでしょう。
メリット2 入力作業が簡単でスピーディーにできる
今回、当サイトはスクリーンショットを数回実行しながら、概算相場確認まで進みましたが、それでも所要時間は数分足らずでしたので、同サイトが掲げる「47秒で依頼完了」の謳い文句は、十分に実現可能だと考えています。
ちなみに、口コミには母体サービスであるかんたん車査定ガイドより、ナビクルの方がスピーディーというものもあり、ナビクルの方がレイアウト的にシンプルで見やすい、というイメージは受けます。
しかし、双方を複数回利用したことがある経験から言うなら、「どちらも使いやすくて甲乙つけがたい」というのが、当サイトの意見です。
提携先の少なさと依頼先選択不可なのが弱点とデメリット
一括査定サービスはどこも、「提携数の多さ=高く売れる」ことを、しきりにアピールしており、確かにできるだけ多くの買取業者で査定額を比較したほうが、高く売れる確率もアップします。
後ほど比較表で提示しますが、業界NO,1の提携業者数を誇っているのはカーセンサーで、その数は優に1,000社を超えています。
そんな中、ナビクルの提携業者数は執筆時点で50社にも満たないため、「一括査定として効果的ではない」と批判する評判が出てくるのも、致し方ないと言えます。
しかしナビクルには、ガリバーやビッグモーターを筆頭とした、大手・中堅どころの買取チェーンはもちろん、輸入車の買取を得意としている買取店や、事故車・訳アリ車などを高価で買取している、専門性の高い業者も参加しています。
正直、5社以上へ査定依頼をすると、電話でのアポイントはもちろん、出張査定などで業者ごと実車をチェックしてもらい、1社づつ価格交渉するのに手間と時間がかかるため、3~4社がベスト。
今回、実際に試して使用感を伝えるにあたり、申込者の住所を数か所変更してみましたが、どの住所でも3~4社、買取業者がピックアップされたので、ボリューム的に問題があるとは考えていません。
また、「営業電話がたくさんかかってくる」という、共通の問題を解決すべく、提携先を自分で選択できる機能を、多くの一括査定が完備し始めていますが、ナビクルにその機能は存在しません。
とはいえ、選択機能を使って、依頼先を1~2社に絞れば電話は減りますが、それでは効果的な相見積もりができなくなるので、一括査定を利用しているメリットも薄くなります。
おそらく、ナビクルを運営しているエイチームは、「営業電話問題」を依頼先選択機能という、小手先でかわすことをせず、提携業者を厳選し全体のモラルをアップするという、根本的な解決法を選んだのだと、当サイトでは分析しています。
一目瞭然!他の一括査定との比較表でマッチしたサービスを見つけよう!
最後に、ナビクルと他の一括査定の概要を比較、一覧表にまとめてみましたので、ぜひご覧ください。
サイト名 | 提携数 | 依頼可能数 | 対応エリア・時間 | 依頼先選択機能 | 入力項目数 | 概算買取相場 |
ナビクル(かんたん車査定ガイド) | 約47社 | 10社 | 全国・24時間 | なし | 9項目 | ナビクルは確認可 |
カーセンサー | 約1,000社 | 30社 | 全国・24時間 | あり | 15項目 | 確認可 |
ズバブーン(ズバット) | 約220社 | 10社 | 全国・24時間 | あり | 9項目 | 確認可 |
カービュー | 約200社 | 10社 | 全国・24時間 | あり | 9項目 | 確認可 |
グー買取 | 約500社 | 任意 | 全国・24時間 | 不要 | 12項目 | 確認可 |
提携数が多いカーセンサーは、依頼可能業者数も30社と他を圧倒していますが、その分営業電話への対応時間は増加し、入力項目数も15項目と若干申込に手間がかかります。
ですので、営業電話なんてなんのその、とにかくたくさんの業者に査定してもらって、「高く愛車を売る!」と意思を固めているユーザーなら、断然カーセンサーがおすすめです。
一方、グー買取はカーセンサーに次ぐ提携数ながら、こちらはネットで紹介された買取業者へ、ユーザー自身が連絡を入れるスタイルになっているため、申込だけなら一切営業電話がかかってきません。
カービューは、国内最大の車関連SNSである「みんカラ」が人気を博しており、ナビクル同様ラジオでユーザーを集めているズバブーンも、操作性の高さでは引けを取りません。
そんな中、今回解説したナビクルの強みは、運営会社の企業パワーや経営方針による、「安心感と信頼性」になってきます。
車を売るという機会は、人生の中で何十回もやってくることではなく、数十万円を超えるお金をやり取りするわけですから、「安心感・信頼性重視」であれば、ナビクル&かんたん車査定ガイドで業者探しをすると良い、と当サイトは考えています。
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